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病院の講堂の音響設備を、Web 会議に耐えられる品質になるように強化工事を行いました。

もともと、会場の広さに合った十分な品質で音響・映像の設備が構築されていましたが、導入時には Web 会議での使用は想定されていないようでした。
HDMI 経由で会場のスピーカからパソコンの音を鳴らすことはできるものの、パソコンに会場のマイクの音を取り込む機能がありませんでした。

会場のミキサーは電話主装置のように入出力が全てモジュール式となっており、使いたいコネクタにあわせてモジュールを取り付けて構築するようになっています。
会場スピーカへの出力モジュールしか付いていなかったので、この構成ではマイクの音を取り出すことはできません。

これまではミキサーを使わずに、集音のための USB 接続のスピーカマイクを使っていたようです。
会場スピーカが発した音をスピーカマイクで拾っているため非常に音質が悪く、これまでもたびたび問題視されていました。
当社が他所でオンライン配信をやったときも、この病院のマイクの品質は気になっていました。

導入されていたのは全国的には広く使われている音響機器ではありますが、島根ではこのメーカーを扱っている通信設備会社がないようで、解決できないまま現在に至っていました。

秋にここで開催される学会のオンライン配信支援の依頼を受けましたが、その会場調査の中で、音響設備の強化が必要であることがわかりました。
学会時の使用だけでなく、日常の会議でも使いたいとのことだったので、先だって機材一式を導入する運びとなりました。