事例詳細Case

当社で使用している支払管理システムです。
以前はビジネスインターネットバンキングの振込を使って 1 件 1 件支払い手続きを行っていましたが、これだと 1 分間に 1 件ずつしか振り込みが行えないという制約があるので、数が増えてくると強烈に時間がかかるという問題がありました。
また、振り込んだ情報を元に、これまた手作業で一件ずつ会計システムに仕訳を登録するという手間もありました。
これらの問題を一挙に解決すべく本システムを開発いたしました。

本システムではあらかじめ支払先の情報を登録しておきます。支払先には支払種別を登録します。これには毎月支払いがあるがその金額が毎月変わる取引、毎月固定額の取引、たまにしかない取引など、いくつかの種類があります。
支払い金額の登録画面では、この支払種別での分類を使うことで、毎月金額を入力しないといけない項目が優先して表示されるようになっており、表示項目を減らすことで目視で探す負担を軽減しています。

支払金額を登録したら、インターネットバンキングの総合振込にそのままアップロードできる形式の FB データをダウンロードし、インターネットバンキングにアップロードします。アップロード後に表示される承認結果の PDF ファイルをダウンロードしてスマートエビデンスに登録します。また、その FB データをスマートエビデンスの明細登録にもアップロードします。
そして、会計システム用のデータを出力して仕訳を取り込んだら、支払い処理業務は完了です。

支払金額の登録以外の全ての操作は RPA で自動化されており、振り込み手続きや各種システムへの取り込みなどは全て無人で動作しています。

これにより、従来であれば 1 時間程度はかかっていた業務が、3 分程度で終わるようになっています。